第4章 パパとはセックスレスじゃない??自然育児へのきっかけはいろいろあると思いますが、その中でも「おっぱい育児」を している方、またはしたい方が多いです。 授乳中は、はっきりいってパパ(パートナー)と セックスしたくなくなります。 その度合いは人によって様々ですが、 嫌悪感を感じる人も少なくないようです。 これはホルモンの働きが関係しているのですが、 それ以外にも夜も何回も授乳しているので、 ただでさえ睡眠不足で疲れてるのに、 更に「そんなこと」によって眠る時間を 妨げられるなんて!という理由を 掲げる人がいます。 でも、これはちょっと誤解アリ、です。 ホントのところ、授乳中は疲労回復ホルモンが 出ているので、授乳すればするほど元気な身体に なっているのです! 授乳していることで、身体の代謝が良くなっているので、 授乳中は、実は一番身体が活性化してエネルギーが 循環しているのです! だから、夜、何度おっぱいで起こされても、 意外とタフにやってるはずです。 この、夜何回も起きているから眠いはず、という 思い込みさえ外してみたらわかります。 私なんて単純なので、そうなんだ!と思ったその日から (夜起きたことによる)疲労感を感じなくなりました。 おっと、ちょっと脱線・・・ とにかく、ただでさえ子ども可愛さのあまり、 パートナーに対する関心が減りつつあるのに、 やれ、育児だ、おっぱいだ、とやっていることに いっぱいいっぱいで、そんな時に育児参加も 十分でないパパとセックスなんて!論外!なんて どんどんセックスレスに向かってしまいます。 あのですね、セックスって、とーっても大切ですよ。 その大切なこと、ないがしろにしていませんか?? もちろん、すればいいってものではないのですが、 しないより、しよう、という気持ちになることだけでも 違います。 心のベクトルが子どもや、それにまつわる育児のこと ばっかりに向いていて、そこだけで完結する世界を つくってしまうのは、ちょっと違う気がします。 私が感じるには、セックスをちゃんとしていると、 パートナーとの関係が断然よくなります。 だって、身体を触れ合うことで、それぞれの エネルギーを循環させているんですものね。 そして、子どもの心も安定する気がします。 おっぱいの質(乳質のことね、あしからず)も 良くなるはずだ、と主人は断言しています。 (ま、ありえない話ではないでしょう、確かに) 前章のオンナを捨てちゃう、その大きな一因にも セックスレス、またはイヤイヤながらの後ろ向きなセックスが あると思います。 いいセックスをしていたら、オンナを捨てられないですよねー。 ね!いいことずくめでしょう! ナチュラーママ達との集いの度に、よく疑問に感じてました。 みんな自然育児関連にはすごく熱心に情報交換したり、 自分から能動的に動いたり、新しいことでも取り入れたり しているのに、何故パートナーとのセックスに関しては 良くしよう、という前向きなドリョクをしないのかしら?と。 こんなに頑張ることがスキで得意な賢い女性たちなのに、です。 ―子どものアレルギーに悩んでいたり、おっぱいがしょっちゅう トラブって大変だったり、で、ますます心と頭は育児のことで いっぱいになっちゃっている人 ―親としての自分に自信が持てなくて、いろんなワークに 高いお金出して行って自分の心と向き合って問題解決 しようと頑張っている人 まずは素敵なセックス、 目指してやってみませんか? 絶対に「何か」変わりますよ☆ 性の問題って奥深いですから、十羽ひとからげに 「セックスすればいい」とはいいません。 手を繋ぐ、というスキンシップだけでも 違いますし、背中押してあげたり、肩を揉んであげたり、 でもいいと思います。 そんなことで触れ合う機会があると、 「あれ?なんか今日手がすごく冷たいね」なんて 相手の体調の変化にもすぐ気がつけますよ。 (主人が職場が変わってから、緊張しているのか、 手や身体がすごく冷たくって、 あー、今頑張ってるんだな、とか すごく伝わってきて、愛おしくなりましたよ。) それだけでなく、相手の気持ちになって、 セックスのことも考えたり、アンテナを 向けてあげると、お互いの人生の目的に むかっていくスピードがちょっと速くなります。 前は「夫婦といえどもそれぞれの人生の意味があるんだから、 あなたはあなたの人生、頑張って」なんて思っていたのですが、 ある時、主人がすごく私の人生を応援してくれていることに 気づいたときに、私も自分のことのように主人の人生を 応援しよう!と思ったのでした。 そういうアンテナが出来るだけで、動いてきましたよ~。 主人の人生も、私の人生も、現実世界でどんどん いい方向に進んでいきました。 なるほど!相乗効果だ!シンクロニシティーだ! 夫婦の関係がよくなると、自然と家族の雰囲気って よくなるでしょう? 親子の関係がよくなっても、夫婦の関係は必ずしも よくなるとは限らないけれど・・・。 是非、自分の人生を共に歩んでいる大切な人を、 ちゃんと大切にしてあげてくださいね! |